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木村哲也の読み漁り帳その1
≪筑紫磐井著『近代定型の論理』に挑む≫
〔経緯〕04.11.8「第3回国際俳句フェスティバル東京記念講演会」於椿山荘
(財・愛媛県文化振興財団主催)に、正岡子規国際俳句EIJS特別賞受賞者の
筑紫磐井の招待の許、木村哲也、山本翠、二健と共に出席。
講演終了後、筑紫と交流。その際木村は筑紫の理論書に大変興味を持った。
後日、その大冊を読み漁ることが日課となった。
04.11中旬〜「ブログ天狗」に連続投稿していたが、05.8中旬ここに移転した。
氏の読書備忘録という趣だが、どなた様でもコメント戴けると幸甚この上ない。(Jiken)
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2006年05月04日
読み漁り帳その2開始のご案内
5月9日からです。またどうぞよろしく。
http://teikeisigaku.seesaa.net/
【読書日記の最新記事】
まとめ(2)(終)
まとめ(1)
日向狂句
川柳系
三条風雲児『薩摩狂句』から
posted by 木村哲也 at 16:48|
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2006年04月03日
まとめ(2)(終)
雑俳に学ぶべきこと。
上五の後の空白は「切れ」だから、雑俳は川柳以上に俳句に重要な意味を持つ、と磐井さん。
また、七五の空間で、俳句以上にアクロバット的表現をひねること、とも。
俳句の可能性を見る意味で、雑俳は有効とよくわかった。
変則的な順で読んできたが、前のブログから500日以上もかかったものの、連日更新で、いちおう読了。皆さんのアクセスに感謝。
明日からは筑紫磐井『詩の起源』を、↓で読む。1か月くらいで、のつもり。
http://shinokigenwoyomu.seesaa.net/
その後に、筑紫磐井『定型詩学の原理』に移る。
posted by 木村哲也 at 08:41|
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2006年04月02日
まとめ(1)
雑俳の横断的研究が少ないばかりか、雑俳自身が、他の雑俳に関心を持たない、と磐井さん。
また、川柳と紛らわしい句も避け、時事句も同様、と。
で、雑俳が文学的に、俳句に肉迫できるかが問題なのだ、と。
さて、いよいよ明日で1年半近い、この本も最終回。
で、予定を変更して、磐井さんの新刊『詩の起源』(角川学芸出版)を、1か月のつもりで読んでいくことにする。
そのブログのご案内は、明日。
posted by 木村哲也 at 10:22|
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2006年04月01日
日向狂句
作者名なしで11句挙がっているところから、気に入ったものを引く。
こん薬あん薬、とうとうけ死やった
人間たけ忙しもんかよ、塀ん猫
一度どま持った心配が、してみてえ
銭が無と寒さが一倍、五体に滲み
新婚さんの噂でじわつ、謎をかけ
現在も地元紙に掲載ありと、と磐井さん。
さて、「川柳」は飛ばし、いよ「まとめ」へ。
昨日で2000アクセス達成! 1000が1月下旬だから、2倍半の速さになっている。
数日後に始まる、2冊めの読み漁りも、どうぞよろしく。
posted by 木村哲也 at 00:21|
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2006年03月31日
川柳系
薩摩狂句は、他の方言系雑俳以上に方言を使用しているが、また笠附系でなく、前句付系で川柳に近い、と磐井さん。
形式が俳句や川柳と同じため、方言でアイデンティティーを、とも。
方言によるハンデは、漢字表記でカバー、と。
鹿児島方言についての解説も、本文では収録されている。
posted by 木村哲也 at 09:35|
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2006年03月30日
三条風雲児『薩摩狂句』から
磐井さんが17句引いているものの打ち、作者名を落とし、印象に残った句を掲げる。
寝白粉襟の処女毛(ねこげ)い降った如(ご)っ
言(ゆ)えば騒動(そど)言わんにゃ胸が治まらじ
自棄酒(やけざけ)い優し意見の膝枕
古(ふい)墓ん主(ぬ)しゃ十八(じゅうはつ)で苔が寄っ
産まん如(ご)っして産まん如っして七人目
拳骨の角(かど)で涙(なんだ)を押し戻でっ
人形(にんぎょ)入れま一度(いっど)棺に取いすがっ
想夫恋火遊(あす)ぶすそな顔(つら)もあっ
短気者金釘(く)ぎゃずるっ打っ曲げっ
posted by 木村哲也 at 10:34|
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2006年03月29日
薩摩狂句の代表句
木強漢(ぼっけちん)刀(かつな)ん尖端(さつ)で髭を剃(そ)っ 森艶亭
木強漢とは武骨とか乱暴者、と磐井さん。
鹿児島弁使用も徹底、とも。
posted by 木村哲也 at 00:16|
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2006年03月28日
薩摩狂句・日向狂句
狂句の最終コーナー。および、本書読解もいよいよあとわずか。2冊めがスタンバイ中。
鹿児島新聞記者の薩摩狂句が6句、磐井さんによって掲げられているところから、印象に残ったものを、作者名を落として引く。
電話口ハイ左様(さよ)ならと頭(びんた)打ち
チリンチリンデデ電話だと吃(どもり)いい
あ痛よーノサンと娘尻を撫で
posted by 木村哲也 at 09:13|
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2006年03月27日
肥後狂句の作り方
中島一葉が挙げているのを、磐井さんが掲げているのを、そのまま再録。
なお、興行は特に特徴なし、とも。
笠の重点を掴む
笠と付け句の言葉の釣り合い、しかしダブらぬこと
句に脈拍を与える
人に擬する
含みのある句([カッコ内省略])
作句上の秘訣は対句
推敲の大切さ
posted by 木村哲也 at 00:24|
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2006年03月26日
自句自注は嫌だが
自注は読まず、印象に残った作品のみ、作者名をあえて落として引く。
不甲斐なさ、男女同権ちう亭主
さすが馬鹿、税務署にホラ吹イたげな
忘れた頃、判決のある大事件
読み直し、母が嘘字のなつかしさ
此の道行けば、滝の方からおめきます
やせたなァ、あの人の夢見るどだい
posted by 木村哲也 at 00:45|
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