2005年12月31日

宮田正信『雑俳史の研究』

 初期の狂俳は、同書によれば以下のとおり。

出来かかる恋    わざときせるを忘れたり
近道         傘で若葉をあげて行く
菊          天窓くだしに雨が降る
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2005年12月30日

伊勢一句立

 題にてにはを加えての付句、と磐井さん。
 伊勢笠付では、てにはをなくした、と。
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2005年12月29日

付句だけ

 狂俳では冠題と付句は一体では鑑賞されず、付句(七五)のみが独立で鑑賞される、と磐井さん。
 七五の定律詩とも言える、とも。
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2005年12月28日

冠題と付句

 狂俳では、不即不離の関係であるのが良いとされる、と磐井さん。
 しかし、冠句などでは散文のようにくっついてしまったりするという。
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2005年12月27日

折り込み型発句

 折り込み型発句もあり、有季の「天地ニハ」「折句ウカヰ」などの形式も説明されるが、笠付を本書では主に扱う、と磐井さん。
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2005年12月26日

名詞止めはダメ

 冠題が簡素な名詞と限定されているから、と磐井さん。
 冠題と付句に飛躍も必要、とも。季語、切字は不要、と。
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2005年12月25日

狂俳の形式

 冠題は冠句と違って5文字でなく1文字でもよい、と磐井さん。
 七五か五七をつけるが、用言の終止形で終える、とも。
 具体的には「る、い、く、ぬ、す、む、な、つ、ゆ、う、り、ふ、ん、た」と。
 (用言だけではなく、活用のある助動詞も含むというべきか)
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2005年12月24日

狂俳

 明治以降は、「狂」の字が嫌われ、興俳などとも呼ばれたと磐井さん。
 岐阜は独自性を主張したり、などとも。
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2005年12月23日

俳諧の発句が

 まだ前句と付句に分離しなかった時だけに、一句を形式化したことは、すごい、と磐井さん。
 で、このあたりから読み始めても、個人的には違和感があっただろうが、他から読み出してゴール寸前、曲がりなりにも1年以上、毎日読んできたので、まずまずついてこれていると思っている。
posted by 木村哲也 at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

切句

 笠付と同型のようでいて、五と七五にさらに連関性を持たせた点が違う、と磐井さん。
 切字、季語も要求しない、とも。
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2005年12月21日

笠付

 磐井さんのもう一冊の大著も、来年には読み出せそうだ。その『定型詩学の原理』から笠付の説明がある。
 原則五文字の題に七五をつけること。他の名前でも呼ばれてきた、とも。
posted by 木村哲也 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

冠句は

 江戸末期からの雑俳からの連続を見るには向かない、と磐井さん。
 狂俳をモデルケースとして見る、と。
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2005年12月19日

古句(ふるく)

 近世の雑俳が近代にも通用することがある、と磐井さん。
 で、近世の句を古句と呼んだりと。
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2005年12月18日

雑俳のジャンル

@冠句(関西中心)
A狂俳(尾張・三河・岐阜)
B淡路雑俳
C土佐狂句
D肥後狂句
E薩摩狂句・日向狂句

 で、悪意のある俳句史研究家が月並俳句も雑俳も同じという中傷に便乗、という磐井さんの遊び心や、若輩の小生ながら、よしと申しておく。
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2005年12月17日

笠付系雑俳

 近世(江戸末期)に隆盛を極めたのには、前句付もあったが、定型として注目すべきは笠付のほう、と磐井さん。
 短歌でなく俳句を定型に選んだのと同じ、と。
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2005年12月16日

近代雑俳

 江戸時代の雑俳でない、近代雑俳にもっと関心を持て、と磐井さん。
 第一に、俳句並みの文学志向があったから。
 第二には、俳句の定型の論理は、雑俳との対照で深まるから、と。
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2005年12月15日

雑俳事情

 雑俳は昭和初期に最盛期を迎えた、と磐井さん。
 戦争期に衰退するまでは、雑俳の投稿欄もあった、とも。
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2005年12月14日

子規の反月並俳句

 雑俳は新川柳の一部のライバルでしかなく、俳句改良運動が子規によって進められても、衰退はしなかった、と磐井さん。
 新川柳の剣花坊は、はからずも鶴彬が世話になっている。
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2005年12月13日

第1章 近代雑俳とは

 (1)雑俳の近代定型としての重要性、から入る。
 俳句は置くとして、幕末の雑俳は、近代定型を考えるうえで重要、と磐井さん。
 月並俳句同様に、雑俳もはやった、と。
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2005年12月12日

虚子や現代の名句

流れ行く[A]の速さかな      高浜虚子
[B]に影といふものありにけり   高浜虚子
[C]月の川[C]月の谷の中    飯田龍太
[D]の波[D]の波止場に来て返す 加藤郁乎

 名句であるゆえんを、ABCDが喪失されても同じか、との問いかけのみで、あえて磐井さんは終えているが、意図はわからなくもない。
 
 本書の最後まで来たが、冒頭の1章は未読である。
 明日からはその、「近代雑俳の研究」に行く。
 1年以上、脱線もしながらだが、ともかく毎日、10行でも読み、数行でもブログに書いた。
 もう1冊も目指して、ともあれ続けたい。
posted by 木村哲也 at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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