2006年01月13日

特別な才能

 短詩の鑑賞には必要、と磐井さん。
 ただ、あまりにもローカル事情がわからないといけないのでは、おかしい気がするが。
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2006年01月12日

「文学」では解決できない問題

 俳句でないながら、俳句の持つ俳句性の原点を示している、と磐井さん。
 俳句の題詠と異なるのは、写生が導入されず、観念が先行したから、とも。
 まことに同感。
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2006年01月11日

狂俳佳作鑑賞(2)

通り雨   踊りの稽古崩いて行(く)
薄月    蛙の中に廓ある
裏門    遊むて来てはいぬが寝る

 滑稽ではないが、着眼と微妙な表現に感心、と磐井さん。
 なるほど。
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2006年01月10日

狂俳佳作鑑賞

 自然にかかわるもので、磐井さんが挙げているものから、個人的に関心を持った句のみ引く。

道連れ  蝶も大和の方へ行く
入相   雪に力が見えて降る
糸瓜   しめりの足らぬ土匂ふ
藁仕事  雨でふくれた雀来る

 明日に続く。
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2006年01月09日

添削

 「澄渡る月」に付句をつける作業。

笹から露がこほれたり
笹の葉末を露すべる
ほろりと笹の露が散る

 を経て、

ぽつんと笹の露落る

 となる、『狂俳入門』が引かれている。
 これはこれで納得。
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2006年01月08日

言葉のおもしろさ

萩の花 岩に洗濯捻じて置く

 「洗濯物を絞って岩の上に置く」というだけのことだが、言葉の働きがある、と『狂俳入門』で柳亭雨人が言っている、と磐井さん。
 なるほど。
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2006年01月07日

連続体

知らぬ間に 夏も過ぎ又秋も行く

 題に提示された状況からの意外性が狂俳の味わいとして読める、と磐井さん。
 なるほど。
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2006年01月06日

付句の全体的な定義・状況

病    憎まれて金貯めて居る
ふるひ声 律義者疑はれとる

 これらでは、題と付句の乖離はいっそう大きい、と磐井さん。
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2006年01月05日

狂俳の文学味

 1句めで「必ず」に「好い男に金がない」という例を挙げたおもしろみと、意外な真実性もあるところが、表題のような感じ、と磐井さん。
posted by 木村哲也 at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月04日

具体例

必ず  好い男には金がない
元より 苦労承知で添って居る
ひどい 継子の器用なの叱る

 短く印象的な、普通は上五に来ないものが、「題」効果を。
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2006年01月03日

狂俳のルール

 題と句がくっつきすぎないように、出された題につける句だけに、入門文芸、と磐井さん。
 しかし、題が五文字と限らないから、俳句や川柳とは違った句が出る、とも。
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2006年01月02日

明治以後

 狂俳は、岐阜、名古屋、三河岡崎で隆盛、と磐井さん。
 現在は、高齢化した作り手だが、本来は老人の文学ではないとも。
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2006年01月01日

千里亭芝石

 人事・人情に加えて自然を加えて、狂俳形式を確立した、と磐井さん。
 例えば以下のとおり。

暖(あたたか) 隙(ひま)なお寺で鳩が啼
秋の蚊     流れる草にとまつたり
雪吹(ふぶき) 一息ついて橋をこす
花       朝冷えがして散(ちり)そめる
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2005年12月31日

宮田正信『雑俳史の研究』

 初期の狂俳は、同書によれば以下のとおり。

出来かかる恋    わざときせるを忘れたり
近道         傘で若葉をあげて行く
菊          天窓くだしに雨が降る
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2005年12月30日

伊勢一句立

 題にてにはを加えての付句、と磐井さん。
 伊勢笠付では、てにはをなくした、と。
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2005年12月29日

付句だけ

 狂俳では冠題と付句は一体では鑑賞されず、付句(七五)のみが独立で鑑賞される、と磐井さん。
 七五の定律詩とも言える、とも。
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2005年12月28日

冠題と付句

 狂俳では、不即不離の関係であるのが良いとされる、と磐井さん。
 しかし、冠句などでは散文のようにくっついてしまったりするという。
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2005年12月27日

折り込み型発句

 折り込み型発句もあり、有季の「天地ニハ」「折句ウカヰ」などの形式も説明されるが、笠付を本書では主に扱う、と磐井さん。
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2005年12月26日

名詞止めはダメ

 冠題が簡素な名詞と限定されているから、と磐井さん。
 冠題と付句に飛躍も必要、とも。季語、切字は不要、と。
posted by 木村哲也 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月25日

狂俳の形式

 冠題は冠句と違って5文字でなく1文字でもよい、と磐井さん。
 七五か五七をつけるが、用言の終止形で終える、とも。
 具体的には「る、い、く、ぬ、す、む、な、つ、ゆ、う、り、ふ、ん、た」と。
 (用言だけではなく、活用のある助動詞も含むというべきか)
posted by 木村哲也 at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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